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全米陸上競技選手権

先月23〜27日、アイオワ州デ・モインにあるDrake University内のDrake Stadiumにて、全米陸上競技選手権大会が開催された。 この大会では、5日間かけてジュニアとシニアの選手権を同時開催しているようである。 男子400mH決勝(←映像はコチラ) 1位 Bershawn…

金と暇があれば賭け事!?

『相撲協会は解体的出直しを』 これでは社会の納得は得られまい。賭博問題で揺れる日本相撲協会は、大嶽親方と大関琴光喜関の角界追放などを求めた特別調査委員会の勧告を受け入れ、来月の名古屋場所を予定通り開くことを決めた。 調査委の勧告は、力士13人…

梅棹忠夫氏死去

日本の文化人類学の開拓者で文化勲章受章者、国立民族学博物館(民博)初代館長で顧問、民族学者、京都大名誉教授の梅棹忠夫氏が、老衰のため自宅で逝去した。 民族学、家庭論、情報産業論などへと学問の垣根を超え、それぞれの分野で第一級の業績を残した氏…

感動の押し売り?

政治ジャーナリストの上杉隆氏が、「安上がりに感動している」とメディアのW杯報道を批判している。 特にテレビに対して、公共の電波を使って「感動したり」「お礼をしている」ヒマがあったら、日本の敗因について解説してもらいというご指摘である。 そもそ…

新民族発見!

『インドネシア国勢調査、樹上生活民族を「発見」』 インドネシアで行われた2010年の国勢調査で、パプア州の熱帯雨林で生活する樹上生活民族が初めて「公式に発見」された。当局者が24日語った。 インドネシア政府による国勢調査を今回初めて受けたのは、独…

メディアの批評性

「メディア…」とタイトルを書き(打ち)始めると、なんとなく憂鬱な気分になるが、先のエントリーに頂戴したK赤羽氏のコメントには、改めて応答しておかねばなるまい。 『鳩山首相、会見せぬまま退任へ 直接要請にも「無言」』 鳩山由紀夫首相が、辞任の理由…

情報化プロセスの重要性

「欧州チャンピオンズリーグ(CL)の経験から得たものはなんですか?」 4月6日、インテル・ミラノとの準々決勝第2戦に敗れた直後のモスクワ・ルズニキ競技場。取材陣から発せられた型通りの質問に、CSKAモスクワの本田圭佑は禅問答のような答えを返し…

メディアの不誠実

『割りばし事件報道にBPO勧告 長い戦いに「一応」の区切り』 上尾中央総合病院(耳鼻科) 根本英樹 日本大学通信教育部法学部准教授 根本晋一 私たちは、1999年7月に起きた「杏林大割りばし事件」の時の担当医とその実兄です。本件は、男児が割りばしを口にくわ…

セメンヤ問題

『陸上:元中距離女王、性別疑惑のセメンヤに助言』 2000年シドニー五輪陸上女子八百メートルでモザンビークに初の金メダルをもたらすなど、中距離界に君臨したマリア・ムトラは37歳の現在、サッカー選手だ。08年北京五輪後にトラックを去ると、活躍の舞台を…

アクティブ・チャイルド60min.

『一日60分以上の運動で子供の心身充実 日体協などがガイドライン』 子供に一日60分以上の運動を−。5日の「こどもの日」を前に、日本体育協会などのプロジェクトチーム(PT)が、小学生向けに健康で社会性を持って生活するための運動時間をガイドライ…

品格とフェアネス

『求む品位と品格! ポリシー・ステートメント作成へ』 日本オリンピック委員会(JOC)のゴールドプラン委員会は23日、五輪に出場する日本代表選手団の社会的な位置づけを明確にする文書「ポリシー・ステートメント」を作成する方針を理事会に提案し、了承さ…

為末大見参!

3月24日、為末大氏(APF)の講演会&対談コーディネーターを務めるため京都教育大学に赴く(写真はご本人&学長・副学長先生ほか)。 京教大では、Lasbimの後輩E氏が中心となって「学校運動部活動指導者資格」の認定システムを立ちあげることになり、その学…

スポーツ後進国ニッポン?

第21回冬季五輪バンクーバー大会が閉幕。 閉会式では、「聖火」が再点灯されるという演出(やり直し?)もあったようである。 その「聖火」にちなんで名付けられたというエピソードを持つ橋本聖子団長は「日本代表選手団は、6競技61種目に臨み、銀メダル3個…

ほんとうに必要なこと

スピードスケートの花形種目である男女500メートルを制し、お家芸のショートトラックでもメダルを量産、今日までに獲得したメダルが10個(国別順位は6位)の韓国。 存在感を増す韓国の強さの源泉は「国の支援に裏打ちされた少数精鋭主義」にある、とはマスコ…

謹賀新年と箱根駅伝

明けましておめでとうございます(遅ればせながら…)。 本年もご笑覧のほど、宜しくお願いします。 『“山上り偏重”に疑問の声も、陸連会長は各校の奮起促す』 関東学生陸上連盟の青葉昌幸会長は、東洋大が連覇した箱根駅伝について「山上りの1区間だけで(…

決闘はスポーツ!?

『少年の乱闘、決闘容疑適用=6対6で殴り合い−大阪府警』 堺市の二つの市立中学の少年グループが6人対6人で殴り合うなどの乱闘をしたとして、大阪府警少年課などは20日、決闘などの疑いで、双方のグループの14歳の少年4人を大阪地検堺支部に書類送検し、当時…

学力格差はつながり格差!?

『全国学力テスト:人のきずなで成績↑ 離婚、持ち家が左右』 07年の全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)と1964年の全国テストを社会環境を加えて分析したところ、学力を左右する要因として離婚率▽持ち家率▽不登校率−−の3指標の比重が高まっていること…

スピードと持久力

『長距離王者のベケレがボルトに挑戦状』 陸上で短距離と長距離の王者が中間の距離で勝負したらどちらが勝つのか−。先の世界選手権で男子5000メートルと1万メートルの2冠に輝いたケネニサ・ベケレ(エチオピア)が3日、同選手権の100メートル、200メートル…

「思われる」と「考える」

『2つのキャッチコピーで異例のヒット「東大・京大で一番読まれた本」発売23年目で100万部突破』 お茶の水女子大名誉教授で英文学者の外山滋比古氏の『思考の整理学』(ちくま文庫)の累計発行部数が、1日までに100万部を超えたことが分かった。同書は1986年…

大学体育会の危機!?

1ヶ月以上前になるが、社会学者の小笠原博毅氏(神戸大学)が、毎日新聞に下記のコラムを寄せている。 『相次ぐ「体育会」事件 背後に大学の危機』 (…)京都教育大と近大の体育会学生による「集団準強姦事件」と「強盗事件」に関しては、報道の歯切れは悪か…

改正臓器移植法の成立

『改正臓器移植法が成立 参院A案を可決』 脳死を一律に「人の死」と位置付け、臓器提供の年齢制限を撤廃する改正臓器移植法(A案)は13日午後の参院本会議で可決、成立した。同法が平成9年に成立して初の改正となる。これまで禁じられていた15歳未満の子供…

遊びとスポーツ

『入江「もう一度、記録を出す」=今夏の世界水泳に照準−競泳水着問題』 競泳男子200メートル背泳ぎで入江陵介(近大)が世界新記録を出した際に着用した水着が国際水泳連盟(FINA)の認可外とされたことを受け、入江は20日夜、大阪市内で記者会見し「悔しさ…

自律と統制

『日体大“反論”に 関東学連「処分変わらない」』 陸上部員(すでに退部処分)の大麻問題で厳罰処分を受けた日体大が関東学生陸上競技連盟(関東学連)に質問状を提出して“反論”したことに対し、関東学連の青葉昌幸会長は18日、「どんなことがあっても処分は…

罰するということ

『日体大 箱根シードはく奪に異議「陸上部員400人が連帯責任理解できない」』 男子陸上部員(既に退学処分)が合宿所で大麻事件などの不祥事を起こした日体大が17日、関東学生陸上競技連盟に下された厳罰処分に対し徹底抗戦の構えを見せた。同学連は、…

ゼロ・トレランス

『日体大、箱根駅伝シード権はく奪へ』 陸上競技部員が大麻問題で退学処分になった日体大が、来年1月の箱根駅伝のシード権をはく奪される見通しになった。同駅伝を主催する関東学生陸上競技連盟の青葉昌幸会長(66)が12日、厳罰を科す方針を示した。既に日…

思い込みと信念

『陸上:インナーマッスル「大腰筋」 日本陸連、ケニア勢のツボ発見』 ◇マラソン強化の切り札に 陸上の長距離界を席巻するケニア勢は、日本選手と比べて、腹部のインナーマッスル(深層筋)である大腰(だいよう)筋が発達していることが、日本陸上競技連盟…

プレイの意味

『日体大陸上部員が大麻栽培 麻取が取り調べ』 日本体育大学陸上競技部の学生が大麻事件に関与しているとして、関東信越厚生局麻薬取締部から取り調べを受けていたことが23日、分かった。 大学は5日付で学生1人を退学処分とし、陸上競技部の石井隆士部長…

祝!ミズノスポーツライター賞受賞!!

ケニア! 彼らはなぜ速いのか作者: 忠鉢信一出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2008/08/06メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 39回この商品を含むブログ (8件) を見る『朝日記者著作の「ケニア!」が最優秀 ミズノ賞』 財団法人ミズノスポーツ振興会とミズ…

トップアスリートの育て方(その2)

「ナショナルコーチ」制度、文科省が新設 五輪メダル量産へ 世界のレベル分析 五輪でのメダルを量産しようと、文部科学省が、海外の競技レベルや選手育成方法を分析して戦略的に指導する「ナショナルコーチ制度」を新設する方針を固めたことが25日、分かった…

体力低下問題のモンダイ

『初の全国調査、体力向上に役立つか 全国体力調査』 文部科学省が21日付で発表した「全国体力・運動能力・運動習慣調査」は、この種の調査で初めて「全員参加」が掲げられ、全国の小学5年と中学2年を対象に実施された。文科省は「数年は続け、体力の向上に…