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2020東京オリンピックプロジェクト

昨年の11月に行われた「U19オリンピック育成競技者指導者研修会」の内容の一部が、陸上競技マガジンにて紹介された。 タレント・トランスファーの充実 昨年、2020年のオリンピックが東京に決まったあと、日本陸連では「2020東京オリンピック特別対策プロジェ…

現状打破!

年明け早々、地元(埼玉)陸協から会報が送られてきた。 会報の第四面は、恒例?となっている川内優輝選手(埼玉県庁)の手記である。 手記のタイトルは『サブテンを達成して世界へ出よう!』。 この手記を読んで、昨夏の日刊スポーツ紙面に掲載された下記の…

スピードスケート五輪代表決定&大晦日

日本スケート連盟は29日、来年2月に開催されるソチ五輪の日本代表選手を発表した。男子はバンクーバー五輪銀メダリストの長島圭一郎、同銅メダリストの加藤条治(ともに日本電産サンキョー)ら7人。女子はすでに代表内定していた小平奈緒(相沢病院)や…

為末vs川内ふたたび

8月6日の日刊スポーツ紙「為末大学〜ニッカンキャンパス〜」に、為末大氏の川内優輝選手に関する論考と本人へのインタビューが掲載された。 2年前、川内君が勤務する春日部高校の文化祭で初めて話す機会があった。実業団に属さず、公務員として走っていると…

コーチングと科学の間(はざま)とは?(その1)

日本は年27億円の国費を五輪選手の支援に向けている。スポーツ科学の専門家が助言する「アスリート支援」はその一つ。北京五輪に続いて競泳男子200メートルバタフライで銅メダルを獲得した松田丈志は、助言に従って泳ぎ方を変えたことがある。4月の日…

学ぶ・考える・やってみる(その2)

前回(その1)からのつづき… ◇レースの奥深さ、実感 「本当に私で大丈夫なんですか?」。最初は冗談だ、と小平奈緒は思った。バンクーバー五輪を1年半後に控えた、2008年夏の日本代表カルガリー合宿。日本スケート連盟の鈴木恵一強化部長=当時=や、…

学ぶ・考える・やってみる(その1)

一昨日から昨日まで、院生時代に所属した研究室(Lasbim)のY先輩がコーチを務める小平奈緒選手&信州大学スピードスケートチームが、本日出発するカルガリー合宿前恒例の体力測定のために来室。 小平選手は、2010年バンクーバー五輪で日本代表最多の4種目…

しがみついてきたハードラー

Men 400-Metres Hurdles Final Startlist Lane2 Kerron Clement(USA) 48.12(SB:1組3着) Lane3 David Greene(GBR) 48.19(1組4着) Lane4 Angelo Taylor(USA) 47.95(SB:2組2着) Lane5 Javier Culson(PUR) 47.93(2組1着) Lane6 Michael Tinsle…

オリンピック開幕まであと4日

ロンドン五輪の開会式まであと4日、陸上競技の開幕まであと11日となった今日、陸上競技の代表選手(第1陣)が事前合宿地のドイツ・フランクフルトに向けて出発した(ようである)。 今日(23日)現在の400mハードル(400mH)代表の今季世界ランキング&エン…

400mハードルの系譜(その1)

6月8日〜10日の日程で行われた第96回日本陸上競技選手権兼ロンドン五輪代表選考競技会]は、初日こそ降雨と低温の厳しい条件になったものの、2日目以降は天候にも恵まれ、3日間で62,000人の観客動員を記録した。 決勝進出者8名中7名がA標準記録突破者という大…

26日は東京マラソン

3日後に迫った「東京マラソン2012」。 昨年の東京マラソンを制して以来、我が母校の知名度アップに絶大なるご尽力を賜っている川内優輝選手が、12月の福岡国際に次いで二度目の五輪代表選考レースに挑む。 走り始めたのは小学1年のときだ。S&B杯ちびっ子…

明日は福岡国際マラソン

「走り込みが足りているかと言うと、足りてはいない。手応えは五分五分」。国内招待選手で最速となる2時間8分37秒の持ちタイムを誇る川内だが、物言いは一貫して慎重だった。 世界選手権の3週間後に5000メートルで自己記録をマーク。一方で、40キ…

推定無罪の原則

『京都教育大:集団暴行で起訴猶予 無期停学無効…京都地裁』 酒に酔った女子学生に集団で性的行為をしたとして09年、無期停学処分になった京都教育大学(京都市)の男子学生4人が、大学の処分の無効確認を求めた訴訟の判決が15日、京都地裁であった。男…

サイエンスと科学(その3)

『川内選手と為末選手が初対面』 8月に韓国・大邱(テグ)で開幕する陸上の世界選手権に日本代表として出場する県職員の川内優輝選手と、世界陸上銅メダリストの為末大選手が3日、県立春日部高校(松田敏男校長、生徒数1092人)で初対面。互いにエール…

サイエンスと科学(その1)

『川内選手と為末選手が初対面』 8月に韓国・大邱(テグ)で開幕する陸上の世界選手権に日本代表として出場する県職員の川内優輝選手と、世界陸上銅メダリストの為末大選手が3日、県立春日部高校(松田敏男校長、生徒数1092人)で初対面。互いにエール…

想像の共同体

気がつけば梅雨の季節。 5月のブログ更新は「1回」という体たらくである。 残すは「ゼロ(回)」という背水の陣の様相(発見したインド人が恨めしい)。 もはや「週記」はおろか「月記」も危うい状況である。 そんなさなかの先週金曜日、母校で下記の講演会…

複数の方程式(その2)

前回エントリーからのつづき。 記事の抜粋を再掲しつつ「スピード持久力係数」という得体の知れない概念について改めて考えてみたい。 『マラソン:ケニア勢のスピード+精神力+日本の持久力…1時間58分50秒可能!?』 米国生理学会は今年1月号の機関…

複数の方程式(その1)

8月に韓国(大邱)で開催される第13回世界陸上競技選手権大会の男女マラソン代表選手が発表され、連日メディアを賑わせていた川内優輝選手フィーバーも一息ついた感がある(母校の同級生(だんちょー君)にも感謝!)。 そんな折、ボストンマラソンではあと…

スポーツは遊び?仕事?

27日に行われた東京マラソンで、埼玉県立春日部高定時制事務職員、川内優輝選手(23)が2時間8分37秒で日本人トップの3位となり、8月開幕の世界選手権代表に内定した。県職員として仕事をこなしながらの市民ランナーの快挙をたたえる声が上がった…

スポーツの二律背反

コラムニストの小田嶋隆氏が、「育成と勝利」「自由と規律」「エゴイズムと自己犠牲」といったサッカーにまつわる「二律背反」をあげつつ、ザッケローニ監督のアジアカップ采配について論考している。 これらの背反度合い?は、個人スポーツかチームスポーツ…

だからそうなるのよ

『みのもんた朝から激怒 日刊スポーツ報道に「何でこうなるのか」』 タレントのみのもんた(66)が、朝から大激怒した。それも人気の日本ハム・斎藤佑樹投手(22)を巡る騒動というから穏やかでない。(…) 「新聞を見て驚いた。何でこういう記事になる…

新聞読んでる!?

『国際学力テスト:新聞読むほど高学力 世界共通』 低落傾向にあった日本の子供たちの読解力に改善の兆しが見えてきた。7日、世界同時発表された経済協力開発機構(OECD)の国際学力テスト「PISA」。調査からは、世界のどの地域でも、新聞を読んでいる生徒ほ…

新聞とってる!?

『新聞代、控除対象に 政府税調方針、「特定支出」拡充』 政府税制調査会は、会社員の給与収入から特定の必要経費を差し引いて所得税、住民税を抑えられる「特定支出控除制度」で、経費と認める支出に新聞代などを加える方針を固めた。政府税調は高所得者に…

皇帝引退!?

『ゲブレシラシエ引退 世界に足跡、限界悟る』 男子の世界記録(2時間3分59秒)保持者、ハイレ・ゲブレシラシエ(エチオピア)が右ひざ痛で途中棄権し、引退を表明した。レースを制したのはゲブレグジャベル・ゲブレマリアム(エチオピア)だった。女子…

医師不足と院内暴力

今年の9月に報道発表された厚生労働省「病院等における必要医師数実態調査」によれば、各施設が担う診療機能を維持するために確保すべき医師数は、全国総数で現員医師数167,063人の1.14倍となる191,096人であり、約24,000人の医師が不足していることになると…

逆転無罪!

本ブログ史上、最長のインターバルを空けてしまった(なんと18日…)。 もはや「日記」というタイトルは、完全に形骸化している(前からだけど…)。 400mHのインターバルを13歩でいく予定が(いけないけど…)、19歩かかってしまった気分である(さすがになか…

セメンヤ1分台と男子800m世界記録

超満員の観客席とブルートラックのコントラストが、とっても鮮やかである。 さすがに「陸上競技」が、常に「好きなスポーツ」の上位にランクされる国だけのことはある。 恐るべし「Bundesrepublik Deutschland(ドイツ連邦共和国)」。 『セメンヤ、因縁の地…

発掘・育成のヒント!?

『ソチでは自分の力で!高木「メダルもらえなくてよかった思う」』 初めての経験に心が揺さぶられた。決勝に臨む先輩たちの姿を間近に見て、高木は「泣きそうになった」という。スケートでは初めてのことだった。レースに出たいという思いはもちろんあった。…

正義(Justice)について

『NHK記者ら特ダネ悪用 3人が株売買 監視委が調査』 職員による株の不適正取引問題で、NHKは17日、報道局記者ら3人が証券取引法(現・金融商品取引法)違反(インサイダー取引)の疑いで、証券取引等監視委員会の調査を受けていることを明らかにし…

セメンヤ競技復帰

『「調子は万全ではない」 セメンヤのコーチが会見』 【ラッペーンランタ(フィンランド)】性別疑惑が晴れて女子選手として約11カ月ぶりにレースに復帰する昨年の世界陸上選手権女子800メートルの覇者、キャスター・セメンヤ(南アフリカ)を指導するセメ・…