三岳

毎年正月3日は、高校時代に陸上競技部で切磋琢磨した同級生(時に先輩後輩も)と、恩師宅に年賀のご挨拶に伺う。
かれこれ20年続いている年中行事である(もちろんしこたま飲む)。
最近は、それぞれの家族も参加するようになり、大変賑やかな会になっている。
久しぶりに参加したW君(+ご令嬢)の手土産がコレ↓

三岳 1800ml

三岳 1800ml

W君は、現在JAXAの研究者として筑波宇宙センターに勤務しているが、若かりし頃は種子島宇宙センターでロケット打ち上げの最前線にいた。
当時は、発射実験での失敗が相次いでいたため、毎年のように恩師から「税金泥棒」呼ばわりされていた。そのころ、お隣にある屋久島産のこの焼酎を浴びるほど飲んでいたらしい(やけ酒か?)。
ロックで3杯ほど飲み干してから、お湯割りに移行する(んめ〜)。
芋らしいコクがありながら、軽やかでスッキリとした甘味が感じられ、飽きのこない味わいである。
恩師もたいそうご機嫌に飲んでいた(痛風のくせに…)。
三岳酒造は、縄文杉でおなじみの屋久島にある酒造所である。
この酒造の顔である「三岳」は、数千年の杉の原生林で濾過された「日本名水百選」の豊かな水と地元産のさつまいもを使い、昔ながらの甕仕込みで丹念に仕込まれている。
特別な材料や作り方を用いない「究極に普通の芋焼酎」である。
「三岳」の名前は知っていたが、都内でこの焼酎が飲める店に遭遇したことがない。
無論、店頭で販売しているのをみたこともない。
ネットで検索しても、定価付近で提供しているものはほとんど完売である。
蔵本曰く、もう少し寝かせてから出荷したいが、超人気銘柄になってしまっているため出荷を早めているらしい。
運良くほぼ定価で手に入れられた四合瓶を、いま我が家のキッチンで寝かせているところである。
赤霧島が空いたら飲も〜っと。