出張三昧2

moriyasu11232009-07-23

21日(火)午前中に豪雨の山口入り。
山口宇部空港を出て、新山口駅行きのバスに乗り込むと「現在、山口市内は冠水による交通渋滞のため、新山口駅の到着が遅れる見込みです。なお、新幹線およびJR線も全て運休しており、高速道路も一部通行止めとなっております。」というアナウンス。
げ…
それを聞いて、携帯を片手にそそくさとバスを降りる人の姿も…(降りてどうするんだろう)
ほどなく出発したバスの車窓から、田畑の冠水や家屋への浸水の様子が窺える(写真はネット記事より拝借)。
えらいこっちゃ…
ともあれ、バスは新山口駅に到着。
バスを降りると、駅で待ち合わせをしている山口大学のT先生から携帯に連絡が入る。
待ち合わせ場所に向かう道路が通行止めのため、駅の反対口にきて欲しいとのこと。
さっそく連絡歩道橋にて反対口へと向かう。
あらら…歩道橋の降り口も水浸し。
元来た道を引き返して駅構内を通過(改札口も大混乱)、やっと反対口でお待ち頂いていたT先生と落ち合える。
反対口は水浸しで、みなさん膝まで水につかりながら移動している。
T先生の車で、萩市の椿西小へ向けて出発。
バスやトラックとすれ違うと、車中に浸水してくる勢いである。
先月、萩を往復した道を想起する。
だ、大丈夫だろうか?(なんたって山間の道だし…)
市内の渋滞を抜けて山中に入ると、傍らの河川は激しい濁流、ところどころに鉄砲水らしき痕跡もある。
「通行止めになるなら往路にして欲しいよね…」とおっしゃるT先生。
「ですよね…」と激しく頷くわたくし。
ラジオの道路情報を確認しながら、恐る恐る山道を進む。
約束の時間に10分遅れでなんとか椿西小に到着。
T先生のプレゼンの後、体力低下問題のモンダイおよび基礎的な動作の習熟度を評価する観点について解説する。
予定の時間をややオーバーしたものの、研修会も無事終了。
校長先生、教頭先生にご挨拶をして、土砂崩れ(通行止め)の恐怖におののきつつ山口市内へと向かう。
心配された通行止めもなく、幹線道路の水も概ね引いたようである(河川は相変わらず激流)。
夜は、日体協の研究プロジェクトでお世話になっている山口大学のU先生も合流され、湯田温泉にあるT先生行きつけの洋風小料理屋にて懇親会。
子どもの体力から高等教育の問題まで、幅広いテーマでのディスカッションが展開される(「根っこは一緒だね〜」みたいな話にもなる)。
U先生から、防府の地酒を頂戴する(はやく飲みたい…)。

獺祭(だっさい) 純米大吟醸 磨き三割九分 720ml

獺祭(だっさい) 純米大吟醸 磨き三割九分 720ml

二週にわたり、教員養成系大学および小学校現場の先生方と昼夜にわたり交流させていただく機会を得て、様々な刺激を得ることができた。
この経験から得られた知見をしっかりとインプットし、またアウトプットもせねばなるまい。
お世話になった皆様、ありがとうございました。
来週は、奈良インターハイ