春の大運動会

moriyasu11232010-06-01

5月29日は、長男(小1)の運動会。
前日(28日)、職場の会議室にて開かれた「日本体力医学会将来構想検討委員会プロジェクト研究委員会」後に、Lasbimの先輩である仙台大学M先生電気通信大学O先生、そして院生時代に勉強会などでよくご一緒させて頂いていた筑波大学Z先生(は1次会のみ)と深酒したため朝から絶好調(嘘)。
小学校の運動会という場に赴くのは、恐らく小学6年生以来のことと思われる(…30年ぶりか!?)
長男の通う小学校の校舎が建て替え工事中のため、近隣の小学校の校庭をお借りしての開催である。
いろいろな事情を勘案した結果、この時期の開催に至ったのだろう(通常は秋開催)。
両親、長女(年少)、祖母2名(計5名)の大応援団を編成し、開会式の15分前くらいに会場に到着。
予想はしていたが、すでに校庭にはレジャーシートの花が咲き乱れている。
シートを敷く場所を探しつつ、長男が座っているはずのエリアをスキャンするが見あたらない。
肩を叩く吾妻が指し示す方向に目を転じると、そこには担任の先生に説教を食らっている悪ガキトリオ(愚息ほか2名)の姿が…(恥)
なんとか拠点を確保し、長男が出走する「40m競走」の撮影に備え、日本陸連科学委員会の活動ばりに撮影場所を探索。
懐かしい紙雷管の音が鳴り響くなか、子ども達が次々とスタートしていく。
おお、「子どもの危機」の象徴とも言われている「まっすぐ走れない子ども」がいるではないか(冒頭写真とは無関係)。
しかし、まっすぐ走っていないにも関わらず、速い。
端のレーンから、トップ争いをしている中央レーンの子どもに迫り、最後は追い抜いてフィニッシュ。
まっすぐ走ったらもっと速いに違いない(タレント1名発掘!)。
・ ・ ・
いよいよ7組の選手(子ども)達が「on your mark(位置について)」。
この組には長男がいるはずだが、みんな同じような体格&出で立ちのため、遠くからのVTR撮影では個人の識別が困難である。
全体が収まるように画角設定し、録画ボタンを押す。
「バン!(紙雷管の音)」
子ども達は、一斉に素早いピッチでレーンに飛び出していくが、ひときわ目を引く飛び出しを見せたのが4レーンの選手(子ども)。
「腿を上げない、キック脚を伸ばさない動き(by大体大I先生)」や「アクセントのあるシザース動作(by不明…)」で後続との差をぐんぐん拡げていく(冒頭写真)。
終盤、首を大きく左右に振って他の選手(子ども)がいないことを確認しながら、余裕のトップフィニッシュ。
まるで、ウサイン・ボルトのようではないか(バカ親)。
息子よ、いい走りであった(はなまる)。
・ ・ ・
降雨を気にしながらの、衣替え直前にしては肌寒い空の下での運動会となったが、子ども達は元気いっぱいに飛び跳ねていた。
それにしても、小学5、6年生がこんなに大人(な感じ)だとは思わなんだ。
吾妻はしきりに「高校生よりもしっかりしている」と言っていた。
私には、社会人よりもしっかりしている、とさえ思われた。

スキップ (新潮文庫)

スキップ (新潮文庫)

しかし、そこで、わたしが気になったのは、どうなった時、人は大人になるのだろうか、ということである。大人は我々とはまったく別の世界にいるように見える。階段のはるか上にいるように。だが、実際にはどうなのだろう。
小学生や中学生、そして今の自分を考えると、《大人》という場も、気のつかないほどの緩やかな坂を上り、いつの間にか行き着いてしまうものなのだろうか。
(by北村薫氏)

小学生が「しっかり」していることが、いいのか悪いのかはよく分からない。
しかし、少なくとも「社会人」には、もう少し「しっかり」してもらいたい(自戒を込めて)。
「しっかり」って何だろう??
ともあれ、子ども達が元気に走り回る姿をみるのは、理屈抜きで楽しい。
来年の運動会が待ち遠しい…(気が早いか)
準備に奔走された先生方&PTAの皆様、そして校庭をご提供頂いた小学校の関係者の皆様、ありがとうございました。