「日本」体育学会およびインカレ

moriyasu11232008-09-15

9日から12日まで、第59回日本体育学会が早稲田大学にて開催された。
初日から最終日まで、自分の研究領域以外の、人文社会学系の分科会が企画するシンポジウムやキーノートレクチャーを中心にうろついた。
共通するキーワードは「量から質へ」であったように感じる。
これは、私の「トレーニング」に関する昨今の問題意識とも重なるところであり、頭の中で様々なことが繋がっては離れ、また繋がっては離れるというパズルを愉しみながら聴くことができた。
そういう内容を「能動的に」聴くことのできる能力が、少しは高まっているのかも知れない(違うかも知れない)。
翻って、我が方(自然科学系)の企画力の低下には、目を覆うばかりである。
「体育学」をどのように捉えているのか(捉えていないのか)、そもそも何がしたいのか(したくないのか)が判然としない(わざとそうしているのかも…)。
文句を言っているだけでなく、自らアクションを起こさねばなるまい。
12日から14日までは、国立競技場にて第77回日本学生陸上競技対校選手権大会(通称日本インカレ)が開催された(初日と最終日を観戦)。
関東インカレ中距離二冠の品田選手(筑波大)が、800mで大阪世界陸上代表の陣内選手(佐賀大)に挑んだが、Kコーチの「金魚のフン」作戦はまだ300mを残した地点で終了し、最後は別の金魚二匹にも先を越されてしまった(K君、坊主ね)。
「日本」が冠されたイベントに立て続けに参加し、日本の新たな課題がみつかったような気がする(嘘)。