夢の続き

moriyasu11232008-08-18

今夜は男子400mHの決勝(女子は準決勝。がんばれ久保倉選手!)。
優勝候補の筆頭はクレメント(USA)。最後まで13歩で走り切れれば優勝は堅いが、ラスト2台でもたつけば、ジャクソン(USA)に差されるか、テイラー(USA)に逃げきられる可能性もある。
いずれにせよ、USAのメダル独占は固そうである。
しかし油断すると、表彰台の常連であるマクファーレン(JAM)あたりが一矢報いる可能性もある。
閑話休題
山崎一彦氏が、95年世界陸上のファイナリストになって以来、オリンピックでの決勝進出&メダルの獲得は、日本400mHの悲願であった。
その悲願の最も近くにいたのは、言うまでもなく為末大選手である。
しかし、世界陸上で2度のメダルの輝いた彼をしても、オリンピックのファイナルは遠かったと言わざるを得ない。
今回、フルエントリー(3名)してきた国は、USA、JAM、そしてRSA南アフリカ)の3カ国であったが、それらの国は全ての選手が準決勝に進出している。ちなみに決勝進出者は、USAが3名、JAMが2名、RSAが1名。
いずれも伝統的な400mH強国である。
日本も91年世界陸上以来、長らくフルエントリーを続けてきたが、今回の五輪ではそれも途切れた。
昨年の大阪世界陸上のファイナリストで、北京五輪のファイナルに名を連ねているのはクレメント(1位:USA)、プラウゴ(3位:POL)、マクファーレン(5位:JAM)、イアコバキス(6位:GRE)のベテラン4名。カーター(4位:USA)とウィリアムズ(7位:USA)は全米選手権で敗退し、サンチェス(2位:DOM)は、為末選手と同組で走るも51秒台に沈んでいた。
世界の舞台でコンスタントに成績を残すことの難しさを改めて感じるとともに、ニッポン400mHの伝統の火を消してはいけないと強く思う今日この頃である。
ハードル部長氏のブログには、為末選手へのメッセージが綴られている。
二人の夢にちょっとでも関わらせてもらったことに改めて感謝したい。
大さん、長い間お疲れ様でした。そして、ありがとう!